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ユニクロのUTme!と著作権のハナシ

ブログ 2014/06/17

utme!


1着1,990円でオリジナルTシャツが作れるユニクロの新サービスUTme!、もう使ってみましたか?

先日、ボクが書いた書をTシャツにしたいと友人に頼まれ、UTme!を利用した際に、著作権の確認でちょっとスッタモンダがあったので書いておきます。

結論から書きますと、ユニクロさん頑張ってチェックしてるんやね、っていうハナシです。
経緯としてはこんなカンジでした。



6月のはじめに友人が、ボクがWEBにアップした書 を見て「この書をプリントしたTシャツを作って欲しい」と言ってきました。もちろんお安いご用なので、UTme!のサービスを使ってTシャツを発注。すると1時間ほどでユニクロからこんなメールが返ってきたんです。

平素はユニクロをご利用いただき誠にありがとうございます。
下記の注文番号にて、お客様からのご注文を承りましたが、
内容を確認させていただいたところ、
ご注文をお受けできかねるデザイン内容でしたため、
キャンセルさせていただきました。

ご注文いただけない理由
デザインに記載されている画像が、版権・著作権に触れると判断したため


本サービスでは、トラブルを防止する観点から、肖像権・著作権・商標権に抵触すると考えられるデザインや公序良俗に反すると考えられるデザインでの加工はお受けいたしかねておりますので、ご理解・ご了承いただきますよう、お願いいたします。


はて、想像もしてなかったリアクションだったので、まず自分自身の作品であることを主張するメールを書き始めましたが、WEB上にアップされている画像の著作権を自分が持っていることをメールで説明するのってなかなか難しいんですよ。
さいわい、ボクの場合は実名で作品を公開しているので、田川悟郎の書であることはポートフォリオサイトを見ればわかるんですが、さて問題はTシャツの発注者である私が本当に田川悟郎なのかということです。

身分証の写しを送れとか言い出したらこれまたややこしいなぁ…と思いつつ、結局3~4回ほどユニクロの担当さんとメールのキャッチボールをした結果、データで同意書を送るので返信して欲しいということになりました。その同意書の内容がこちら。

utme!の同意書


この同意書に署名してメールで返信し、改めてUTme!アプリから同じデザインのTシャツを発注し直し、それでもってその発注番号を担当さんにメールで伝えてようやくDoneとなりました。

ちなみにUTme!では、デザインがアップされると画像検索で著作権の有無をチェックしているそうです。ボクの場合、WEBにポートフォリオを公開しているからこうなったわけですね。なんだかんだで4日ほどこんなやりとりが続きましたが、対応はテンポよくスピーディーだったんじゃないかなと思います。


Tシャツは、最初のオーダーからスッタモンダを経て2週間後に無事手元に届きました。

酒の肴にこの話をすると、逆にアップしたデザインの著作権をユニクロに持っていかれるっていう話だよ!大丈夫?と心配してくれる友人もたくさんいましたが、ボク的にはむしろたくさんのヒトが着てくれてたほうが嬉しかったりします。ユニクロさん、アップしてるデザインの著作権は全部放棄するのでぜひ商品化してください(笑)

UTme!
http://utme.uniqlo.com/